上棟式 幣串 弊芯 水木

上棟式 幣串 弊芯 水木

 

2日間にかけて建て方を行って、鶴ヶ島市の現場が上棟しました。棟に魔除けの

幣串(へいぐし)を建てて上棟式も行いました。

 

11月は雨が多かったのですが、2日間ともちょうど天気にも恵まれてよかったです。

 

建て方前

建て方前

 

建て方前はこんな感じです。ここから番付通りに柱を建てて、クレーンを使って上棟に

向けて立ち上げていきます。

 

建て方

建て方

 

1日目は1階部分まで立ち上げました。

金物や火打ちを入れてこの上に24mmの構造用合板を張って水平構面を造っていきます。

昔は梁の上には根太だけを強いていたのですが最近では「根太レス工法」が主流になって

います。

普通はこの上に仕上げ材を張って終わりですが、当社では根太も敷きます。根太レスだと

床下に音が響きやすいので音対策を考慮するため根太も敷いてます。

頑丈な床構造なので子どもが元気に飛び回っても大丈夫です。

 

1階部分の木構造

1階部分の木構造

 

柱材はすべて自社の製材工場で製材した埼玉県産西川材の4寸角の檜材の柱を使用して

います。

現在実施されている埼玉県産材の補助金や地域型住宅グリーン化事業の 長期優良住宅の

補助金の関係で梁は基本的にはベイマツ材ですが一部には杉材を使用しています。

この前の写真でわかるように桁や梁などの横架材も一般的な厚みよりもお大きくしてい

ます。

梁やその他の部材もほとんど無垢材なので現場に行くとよく、「木のにおいがするね」

と近所の方にも言われたりもします。

 

建て方

建て方

 

建て方

建て方

 

2日目には上棟式と餅まきも行いました。最近ではほとんど見かける機会はなくなって

しまいましたが、お施主さんの希望があれば当社では行っています。

上棟式や餅まきなどは地方によっても違いがありますがこの辺の風習としてはお餅や

 

家を建てられる機会は何度もあるわけではないので、上棟式と餅がまきは行った方が

いい思い出として残り家にも愛着が持ってもらえるのではないかと思ったりもします。

 

上棟後

上棟後

 

上棟式 棟梁

上棟式 棟梁

 

幣串には横線が3か所に何本か入っています。和紙で隠れてしまっているので確認はできない

かもしれませんが横線が七本・五本・三本入っています。

七五三もそうですが七・五・三の数字は福を招く数字です。

ちなみにこいのぼりの竿も七・五・三が関係したりしています。

長さは七間五尺三寸で決まっています。メートル換算するとだいたい14m26cmですね。

最近ではなかなか注文はないですが注文があれば自社の山に入って、こいのぼりの竿用の材木も

当社ではご用意できます。

 

上棟式 幣串 弊芯 お供え物

上棟式 幣串 弊芯 お供え物

 

鬼門の方角へ向けて破魔矢も立てます。

 

破魔矢

破魔矢

 

おいしとも言われるお餅です。

 

おいし(お 餅 )

おいし( お餅 )

 

上棟式が終わってから、近所の方や子どもたちも集まってもらって餅まきをしました。

なかなか餅まきをする機会はないと思うので、いい思い出になって貰えたら嬉しいです。

 

餅まき

餅まき