今日は原木市場の記念展示会市で群馬県の藤岡に行ってき
ました。
こんなに高く積まれた丸太の山もありましたが、先月の大雪
の影響で例年に比べて出品されていた原木量は少なかったよ
うです。展示会市なので、良質の原木も多く樹種は広葉樹か
ら針葉樹まで色々な種類の原木が出品されていました。
群馬の原木市は競りではなくて入札制なので、出品されてい
る原木を時間をかけて吟味して入札していきます。
上の写真はアカマツです。なかなか最近は建築用途として使
われるのが少なくなってきました。
突然ですが、鳩山町の「町の木」ってご存知ですか?
実は鳩山町の「町の木」はアカマツなんです。
それと「町の花」はツツジです。だからおしゃもじ山にたく
さん植えられているんですよね。
ちなみにちょっと宣伝ですが、春に商工会主催のおしゃも
じ山つつじまつりが2014年4月27日(日)に開催されます。
今年も共和木材のブースを出店予定です。例年、色んなブー
スが出て楽しいお祭りですし、住まいの相談もお受けできま
すので是非お越し下さい。
マツの話で言うと、よく先代の社長である祖父が地松の事
を「小用松」と言っていた記憶があります。あまり他では聞
いたことがないので、うちの会社内での言い方だったかもし
れませんが。「小用松」とは会社の住所である大字小用にち
なんでいると思います。
松くい虫の影響で、最近はなかなか見る機会が少なくなって
しまいましたが、昔は鳩山町でもアカマツは多く生息してい
ました。
アカマツやクロマツは地松と言われて、建築用途として主
に建物の梁として多く用いられていました。
マツはなかなか手ごわい木なので十分に乾燥させる必要があ
ります。
自社製材工場の倉庫にも長い年月をかけてで乾燥させている
地松の太鼓梁もストックしてあります。最近は本格的な数寄
屋建築や和風建築の注文が少なくなっているので出番は少な
くなってきているので残念です。本格的な日本家屋を検討さ
れている方には地松の梁を化粧梁として使われるのをお薦め
します。
上の写真はケヤキで、「埼玉県の木」はケヤキです。この欅
もかなりの樹齢のケヤキでした。
あまりこんな大きさのは見る機会がありませんが、こちらの
木はクリの木です。
直径は64㎝です。普通、栗林にあるクリの木は15㎝から20
㎝なのでかなり太いです。
クリは腐りにくく硬い木なので昔は土台などに使われていま
した。
東北地方では流通量が多いので今でも使われると聞いたこと
はありまが、関東ではクリの木の土台を使うことは稀だと思
います。
最優秀賞のスギです。木肌も素直で比較的目が詰んでいると
思います。
今回の市では相場は安定していて思ったより多く良材を入札
できました。