先週末、名古屋で日本木材機械展ウッド エコテック2013が
開催されたので、製材機械などの視察に行ってきました。
前回開催の時は、都合がつかず視察を断念したのですが、今
回は林野庁の講演も開催されていて、いい機会なので、ちょ
っと遠いですが名古屋まで行ってきました。いつも新幹線で
通過はしていただけだったのでのですが、初めて名古屋に降
り立ちました。
林野庁の講演は木材利用課木材利用推進室の課長補佐さん
が講演され、最近の林野行政や木材利用ポイントについての
講演でした。
講演の中には「日本の木のいえ情報ナビ」や「木材利用ポイ
ント」のお話もありました。どちらも当社とは取材していた
だいたりして、深く関わっている部分です。
木材利用ポイントといえば当社の施工例が木材利用ポイント
促進のリーフレットに採用されています。
課長補佐さんには初めてお会いしたのですが、少しの時間で
すが、木材利用についてお話しできたのでありがたかったで
す。
会場には、木材加工に関する機械や、様々展示や木材に関
連するブースなどでいっぱいでした。
その中でも、やはり、一番見たかったのは製材機械です。製
材機械などはかなり大きいので、普段なかなか色々な機会メ
ーカーを同時に見る機会がなかったのですが、色々とメーカ
ーの担当者に直接質問したり、視察することができ、わざわ
ざ名古屋まで行ったかいがありました。
朝から夕方近くまで、じっくり見て回って1日目は終了しま
した。
で、2日目はというと、せっかく名古屋まで来て今年は20
年に1度の式年遷宮ということで伊勢神宮まで行ってきまし
た。
式年遷宮のことは、大学の建築学科の建築史の授業で習っ
て知って以来、興味がありました。式年遷宮をする意味の一
つに、宮大工・工匠などの伝統技術を次代に伝承するために
あるというのは、建築に携わる身としてはこんなに興味深い
ことはないです。
材木屋としても、式年遷宮に用いられる木材は、普段なか
なか目にする機会のない希少価値のある木材なので、そちら
にも興味があります。
木材を調達するのも大変ですが、何十年、何百年と年月をか
けて育てるのも容易ではないですから。
順序は外宮から内宮へと参拝したのですが、あまりの人の
多さにビックリでした。
行きの電車も名古屋から近鉄の特急で行ったのですが満席で
した。
帰りの新幹線の時間もあるのでそんなにはゆっくり回れなか
ったのですが、色々な施設や建築物はやはり素晴らしかった
です。
無垢の檜でほとんど節のない材木を集めるのも大変だったろ
うなと思いますし、なにより宮大工さんたちの技術は素晴ら
しかったです。
建築に携わっている以上細部も気になり、気になるところを
カメラでバシバシ撮ったので、枚数は数千枚を超えました。
下の写真のように大木を避けて板塀を築造しています。当社
でも同じように木を避けて板塀を施工したことがあります。